屋外でモーニングセミナーの講話を受け当日を迎えた夢を見た、はやしです。
入院したら認知症状が出て困っている、すぐ直るのか、出さないために出来ることは!?
入院して認知症状が出たら、
治るのか?
良くなるのか?
どうなのか?
どなたからか、お聞きしました。
「入院中に認知症と見られる症状が出て困っている、
入院前はそんなことなかったのに」
骨折や肺炎などで入院した場合、
最低でも2週間、
長いと2~3か月入院する場合があります。
そうなると、
・夜間起き始めてごそごそと始める。
・物がないことを盗られたと言う。
・来所した家族の名前を間違える
・見えないものを見たと言う
そんな症状が出てきて、
・認知症か。
・せん妄か。
・昼夜逆転か。
なんてことを言われる場合があります。
骨折などで入院し安静が必要な中で、
夜間起き始めたり、
自分で動こうとすると、
抑制されてしまい、
なおさら動かず、
日中から寝てしまうので、夜間起きる、
という悪循環に陥ってしまうわけです。
認知症は大きく4種類ある
認知症は分類すると大きく4つに分けられ、
・アルツハイマー型
・脳血管性型
・レピー小体型
・その他
となりますが、
入院中に発症した場合は厳密にはどの種類かは分かりません。
もしかしたら認知症じゃないかも知れません。
治るのでしょうか?
答えは、早期退院なら治ります。
良くなるのか?
治るのか?
と言われたらYES。
早く退院できれば治ります。
一時的なものなので。
私も6年間ケアマネージャをしていますが、
そういう方を見て来ましたが、
なんとか元の状態に戻っているという感じです。
つまり、短期間で出た認知症状は、
短期間で退院すれば元に戻ります。
短期間と言っても、
2か月の方もいれば、
1か月の方もいれば、
様々です。
刺激が少ないことが原因
肺炎で入院してしまうと、
入院して肺炎は治るのですが、
その他、
・寝てばっかりで体力や筋力が落ちる
・人と会話が減る
・動くことが減る
ようするに、
「刺激が減る」
のです。
これが独居の場合は、
「人に頼れないからなんとかしよう」
「デイサービスのお迎えが来るから準備しよう」
「心配で家族が電話してくれる」
「民生委員なども来てくれる」
「変な人が来るのでは、騙されないように」
などあり、
刺激が多いので、ぼける暇などありません。
施設にいたとしても、
「食事の時間に間に合うように」
「職員さんが声かけてくれるから」
「定時に人が来るから」
「他の人と話す機会も多いし」
ととにかく、
刺激が多いのですが、
入院するとベッド上の生活が中心になると危ない、
というわけです。
入院しても出来ること
そうは言っても入院が避けられないので、
楽しく刺激的な入院ライフを送るために出来ることとは。
1、1日1回電話で会話する
家族なり友人なり、電話しましょう。
できれば似たような時間帯で。
「談話室やデイルームで」と制限があれば、
車椅子への移乗や移動に職員さんの手をかけるので、
離床したついでや、時間をおおむね決めておくといいでしょう。
2、パソコン・スマホを持ち込む
Wi-Fi環境がある病院もありますので、
パソコンやスマホを持ち込み、見ます。
イヤホンを忘れずに。
3、リハビリを申し込む
医療職・介護職・リハビリ職のスタッフの方々はどうしても
安全面に寄せられてしまいます。
リハビリがあるなら、ぜひ申し込んでガンガンやりましょう。
ベッド上からリハビリ室までの移動など、
色々と大変ですし、
体は痛いし、つらいかも知れませんが、
いい刺激です。
リハビリスタッフと話すのもまた楽しいです。
4、売店コーナーに行く
お金を持つことや、買うこと、食べることに、
あまり制限がなければぜひ1日1回は売店に行きましょう。
財布からお金を出して払う、
売店に車椅子で移動するために手を動かす、
人と話したりエレベータに乗る、
立派なリハビリですからね。
売店がなければ、自動販売機でもいいですし、
病院内を徘徊するでもいいです(笑)。
5、夜はちゃんと寝る
日中に疲れさせて、夜はちゃんと寝ます。
夜に起きたり、一日の予定が崩れるから、、、、、
昼夜逆転が始まりいろいろとあるのです。
そのために、日中活動するというしごく当たり前の生活を。
早く退院するためには、
早くリハビリすること。
リハビリで良くなる最善の方法は、
体を動かすことだけじゃなく、
「早く良くなりたい!」
と願望や目標・意欲を持つことです。
そんな意欲を出せるかどうかも、
スタッフ次第・家族次第・本人次第。
「危ないから」「本人がやりたくないから」
とリスク面・本人の想いを考えがちですが、
それでは良くなりませんし、
人のせいにしているだけな気がします。
ぜひ、認知症!と言われぬよう、
努力すべきです。
ちなみに
ひらめいたので書こうと思ったことが消えました(笑)。
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