先細りの農家組合に未来はあるのか?
先日、農家組合の総会に参加してきました。
はっきり言って、未来は暗い。
ではどう、未来を作り出すのか。
2018年、平成30年は、減反が廃止されるという。
減反とは、生産調整をして、その部分に補助金が出るシステム。
(画像は東京新聞様より、リンクはこちら)
福井市では、3割を目指して減反をしている。
宅地への転用など、改廃があれば、減反をしなくてもよいが、
翌年はまたそのうちで減反を行う必要があり、
結局いたちごっこである。
コメの作りすぎ、
から発生した生産調整だったはずだが、
最近は国外の米もおいしくなり、輸入量も増え、
それでも7倍の関税をかけて抑制していたが、
TPPで関税が消える・・・・・かもしれないため、
補助金よりも思い切った高品質な米へのシフト、
農家が判断し、資本主義で行く。
農家組合とは、
農協の出先となり、
- 農協からの伝達事項を伝える
- 各農家の減反のヒアリングと調整
- 作付けの確認
- 水路の清掃、人足
を行ってきた。
その農家組合が苦境に立たされているのです。
- 稲作農家の減少
- 労働力の減少
- 若手はやりたくない
- 宅地化がすすむ
- 人数が少なくなることで人足の負担化
- 美味しいお米を作れる高齢の方の減少、相続、、、
たとえば、以前は30件以上、稲作農家があったこの北四ツ居でも、
現在は12件と減少、
若手も少なくなり、
飲み会も減りコミュニケーションが減る、
まさにデフレスパイラル。
うちも最近からはじまった大規模な土地開発、
福井市北四ツ居町土地区画整理組合が設立
によって、稲作がなくなり、
人足も出なくてよくなり、
役職もつかなくてよくなり、
総会もどうしようかな、と思うこのころでした。
農家の体質といえば、
古い慣習にとらわれ、
変化を起こせず、
農協にぶらさがり体質は変わらない、
変えられない、
ところが多いのかもしれませんね。
そんな農家組合に未来はあるのか!?
と言えばやっぱり暗くなってしまうので、
そうじゃなく、
・現状にきちんと向き合い
・農家組合に入っててよかった
・相続のこと困っていたことの共有
・先代の取り組みの共有
そんなあらたな取り組みを考え行動していく必要があります。
なんにしても、
・やめること
・廃止すること
は簡単です。
そんなことをしたいわけじゃありません。
もっと困っていること、
こうしたいこと、
若手の声、
を聞いて、変わって欲しいのです。
いつまでも過去の歴史をひきずっていては、
未来は変わらないのです。
それを一言申し上げました、
が、、、、、、
どうかしらね。
今後に期待です。
ちなみに、
冬期営農座談会は送迎が入りそうなので欠席です。
春分の日の人足も仕事なので欠席です。
作見会も欠席です。
来年の総会も、、、、欠席になるかもです。
悲しい現実です。
そういうシナリオなのですが、
だからこそ生まれたのが「いちほまれ」なんですよ。