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No3562 成年後見制度の申し立てや制度について改めてご説明、認知症がなくても申請できると緩和なう。

4:30に目がさめる、はやしです(笑)。

 

おはようでございますまっす!

今日ももりもり参りましょう!

 

成年後見人を申請するためには、どうしたらいいのか?

 

成年後見制度を申請したいんだけど、

はやしのブログ調べたけどその方法載ってないやんけ!

と暖かい苦情を頂きました(笑)。

 

 

ググってよ、というつっこみは置いといて、

ちゃんと説明いたします。

 

成年後見制度とは(法務省のサイトより)

認知症(にんちしょう),
知的障害(ちてきしょうがい),
精神障害(せいしんしょうがい)などの理由で

判断能力(はんだんのうりょく)の不十分な方々は,

不動産や預貯金などの財産を管理したり,
身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約(けいやく)を結んだり,
遺産分割(いさんぶんかつ)の協議をしたりする必要があっても,

自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。

 

また,自分に不利益な契約(けいやく)であってもよく判断ができずに契約(けいやく)を結んでしまい,
悪徳商法(あくとくしょうほう)の被害にあうおそれもあります。

このような判断能力(はんだんのうりょく)の不十分な方々を保護し,
支援するのが成年後見制度(せいねんこうけんせいど)です。

 

 

私の回りでもたとえば、

・長期間、病院に入院中で金銭管理ができない、判断ができない方

・独居で認知症、支払いが管理できない方

・独居で有料老人ホームに入居するために、後見人をつけた方

・家族の中で金銭管理や財産管理がもめそうなため、弁護士を裁判所に選任してもらった方

・生活保護の方で、法テラス経由でケアマネから弁護士に依頼したケース

などなど、いくつかの例があります。

 

 

成年後見制度には、

・任意後見制度、という判断能力があるうちに契約する制度と、

・法定後見制度、といって必要な権限付与を依頼する制度があり、

・法定後見制度でも、本人のレベルによって、補助・保佐・後見とあり、

このような違いがあります。

 

成年後見人がやることといったら、こういうことです。

 

申し立てってどうするの?

裁判所のホームページに手続き関係が記載されています。

http://www.courts.go.jp/koukenp/index.html

手続きのための書類はこちらです。
※裁判所のホームページに書類があります。

手続案内及び各種書式

 

申し立ての中で補助・保佐・後見と分かれています。

前述の「手続案内及び各種書式」を見ると、

申し立ての中で3種類分かれています。

 後見開始の申立てについて

 保佐開始の申立てについて

 補助開始の申立てについて

 

これはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

福井家庭裁判所に電話して聞いてみました。

医師に相談の上、申し立ての種類を相談して欲しい

ということでした。

 

認知症やその疑いがあれば、精神科や脳外科などの医師が理解されているため、

記入を依頼することになります。

 

 

 

申し立ては誰ができるのか?

  • 本人(後見開始の審判を受ける者)
  • 配偶者
  • 四親等内の親族
  • 未成年後見人
  • 未成年後見監督人
  • 保佐人
  • 保佐監督人
  • 補助人
  • 補助監督人
  • 検察官
    (任意後見契約が登記されているときは,任意後見受任者,任意後見人及び任意後見監督人も申し立てることができます。)

 

これは安心ですね。

あとは、裁判所のホームページを見て、書式を書いて提出するだけですよね。

 

 

後見人を申請した方がいいケース、しない方がいいケース

経験上の話をします。

 

後見人を申請した方がいいケースは、

・銀行など金融機関から必須と言われた場合

・独居で施設などに入所や金銭管理が出来ない方

・家族で誰が管理するか不明な場合やもめそうな方

・生活保護の方(申し立て費用が免除になります)

 

逆に、しない方がいいケースは、

・普段管理している方が信頼できる場合

・金融機関から何も言われていない場合

・家族内で完結している場合

この場合は、申請すると逆にもめますので、

しない方がいいでしょうね。

 

 

認知症がないと申請できないのか?

過去にもこのブログに何度も登場している方です。

両下肢マヒで認知症なしの方の金銭管理はどうしたらいいのか?公的サービス・家族はNG、さてあなたがケアマネならどうする?その1問題提起編

両下肢マヒで認知症なしの方の金銭管理はどうしたらいいのか?公的サービス・家族はNG、さてあなたがケアマネならどうする?その2

 

なんとこの方、発熱し、長期間の入院になりロングショートを解約されてしまいました(泣)。

治療が完了したので、1日も早く退院せよ。

しかし帰る家がなく、

ショートの受入先もなく、

金銭管理もできず、

家族も疎遠で、

困っていました。

 

 

ううむ困る日々。

ロングショートの受入先をとにかく電話しまくり、

ようやく受け入れ先が決まり、入所できました。

安心!!!!!

 

 

できません、長期の入院になったら解約されてしまいますからね(汗)。

 

 

そこでわいてくる金銭管理の問題。

今回は福井市内で、しかもあんしん村から10分で行けるところがゆえに、

同じように銀行の方が行くことが出来るでしょうし、

施設もさほどきつくはありません。

逆に家族が遠くなってしまいました。

 

 

認知症がなくても、成年後見制度を申請できるのか?

家庭裁判所に改めて電話して、

通りがかりの弁護士さんに確認したところ、

成年後見制度も緩和してきており、

認知症がなくても申請でき、

金融機関の出し入れや本人了承の上、契約行為を行う、

などの行為もできるそうです。

 

おおおー、それはよかった。

 

 

申し立て書類に必要なもの(追加)

前述のリンクにも記載がありますが、

・本人確認シート(ケアマネージャ作成)

・医師の診断書

が必要となっています。

 

なので、家族に申請書類一式に加え、

ケアマネの林が速攻作成した本人確認シートを手渡しまして、

 

内科の先生用に用意した医師の診断書

これを医師にお願いして準備してあります。

 

あとは家族が申し立てをするのみです。

が、忙しいと聞いていますので、少し時間はかかるでしょうが、

心待ちにしていましょう!

 

 

後見人の手続きについては以上です。

出雲さん、わかったかな??(笑)

 

 

 

 

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)