3:30ならも一回寝る、はやしです。
正信偈(しょうしんげ)だって、立派な○○
スピーカーから流れる・・・・
大昔、
とある特別養護老人ホームに実習だか見学に行ったときに、
念仏がスピーカーから流れていたのを思い出しました。
ずっとなのか、
そのタイミングだけなのか、
分かりませんけど、
なんだかあああ、、、、
と悲しい気持ちになりました。
特別養護老人ホームだったので、
現地は車いすの方ばかり、
くら~~い雰囲気の中、
フロアには職員もおらず、
乾いた念仏がその雰囲気を醸し出していたのを思い出しました。
どこだか思い出しも出来ません。
正信偈だったかも分かりません。
ただ、ちょうど有料老人ホームを立ち上げる時か、
その前後だったので
「念仏流しっぱなしは避けたいな」
それだけは確実に思いました。
正信偈(しょうしんげ)をやりたい!
半年ほど前から、
スタッフけいこさんからの提案により、
入居者が正信偈(しょうしんげ)が親しみあるから
是非レクでやりたい
と申し出てくれて、始まりました。
このご時世ですから、
マスクしたり、
あまり密にならぬよう配慮しております。
それからかなり確立したものとなり、
スタッフけいこさんがいらっしゃる日を、
入居者さんは楽しみにしてくれています。
正信偈(しょうしんげ)とは
正信偈の教え
「正信偈」は、私たち真宗門徒にとって、はるか以前からお内仏の前でおつとめしてきたお聖教です。私たちの宗祖である親鸞聖人は、本願念仏の教えが釈尊の時代から七高僧を経て、ご自分にまで正しく伝えられてきたことを、深い感銘をもって受けとめられました。「正信偈」は、親鸞聖人がその感銘を味わい深い詩(偈文)によって、後の世の私たちに伝え示してくださった「いのちの偈」なのです。
「正信偈の教え みんなの偈」は、その歴史と伝統を学び、そこに込められた親鸞聖人のおこころに触れていただくことを願いとして、「正信偈」の一句一句を丁寧に読み解いたものです。私たち一人ひとりが「正信偈」の言葉にふれ、毎日のおつとめがさらに意義深いものとなることを願います。
自分の家が浄土真宗なのに、
西本願寺なのに、正信偈も知らないという。。。。(泣)
なのでまた一つ勉強になりました。
正信偈が結構好きな高齢者
さすが毎日お仏壇に向かったり、
信心深い高齢者は得意です。
専用テキストを作りました(笑)。
自習してくれています。
さらさらと読めるのが
すごいなといつも感じます。
普通にWordで作りました(笑)
あの光景と何が違うのか
特別養護老人ホームで見たあの光景と、
正信偈を行う風景と、何が違うのでしょうか。
1、正信偈である
テキストや読み上げる人がいることで、
慣れ親しんだ正信偈を唱えることが出来ます。
浄土真宗の方が多いからこそ、協力者が多いんですね。
また、テキストがあることで、
スピーカーから出ている音声とはまた違うんでしょうね。
2、20対1で行う
スタッフけいこさんが行うときは、
20対1で行います。
ようするに30~40分近くを、
一人で見てくれています。
介護の配置は、3対1ですが、
けいこさんはこの時は、20対1で見てくれている
というわけです。すごい。
3、他スタッフの時間を作る
けいこさんが20対1で見ている時間、
他のスタッフが時間が作れます。
曜日によってはデイから返ってくる時間帯、
そのお迎えの時間に集中することが出来ます。
ありがたやありがたや。
4、一体感が出る
たくさんの方が参加して行うことで、
一体感が出ます。
普段やいのやいのと言っていても、
こういう時は一致団結で読み上げる!
それが一体感につながるのでしょう。
5、口腔体操になる
口を動かすこと、話すことで、口腔体操になります。
時間帯は夕食前くらい・・・・ちょうどいいですね♪
ありがたやありがたや。
大声・奇声を上げる高齢者
特定の利用者さんが、たま~~~に大声・奇声を上げるときがあります。
職員がずっと張り付いて、離れられません。
そんなときも正信偈です。
タブレットを渡し、Youtubeを流します♪
Youtubeのいいところ。
一人の時間が作れる。
10分など時間を稼げる。
高齢者に合わせてスピードを調整できる。
のようにいいところばかりです。
この利用者は画面を触りたがるので、
再生と一時停止を繰り返しているので、
はやしは離れられませんが、、、、、
大声・奇声は落ち着かせることが出来ました。
正信偈様様、その意味は!?
そんな正信偈の内容、意味はどんなことが書いてあるのでしょう。。。。。
こちらのサイトが詳しく書いてくれています。
気になったところを抜き出すと、
凡夫(ぼんぷ)も聖者も極悪の人も、自力心を捨てて信心の道に入れば
川の水が海に入って一味(いちみ)になるがごとく、平等に救われる
迷える人々を、みんなすみずみまで救うといわれた
極重(ごくじゅう)の悪人は、ただただ念仏をしなさい
善人も悪人も念じて信ずればみな救われる。
いつの時代もそうですし、
今、新型コロナのことでもそうですし、
信ずれば救われることを問うておられるのでしょう。
本文をずっと読みましたが、
救われるとは物質面・境遇面でという意味ではなく、
心が救われる、
そんな意味で書いてくれているように思います。
困難があってもそれを受入れ、自分の成長につながると喜び、
辛かったとしてもお迎えが来たと、喜んで受入れ、
悪人であっても信じることで、仏になる、、
※罪が消えるとは書いてありません、、、、
そんな解釈でいいのかわかりませんが、
有料老人ホームあんしん村にとっては、
前述の1~5以上にももっといいことが起きているだろうし、
スタッフけいこさんのやる気にもつながるので、いいんでしょうね。
けいこさんはパートなんですが、
そうやって熱心に入居者のためにと動いてくれる、
その心意気がありがたいですよね。
コメントを残す