ビール1本で出来上がるハヤシです。
おはようでございます!
金曜日が早い・・・・長い永い一日を楽しんでまいりましょう!
お風呂行ったら、時計が盗られた!
毎日何かしらいろいろとあるんですが、
平和な有料老人ホームあんしん村です。
そんな日常に、戦慄が走ります。
とある入居者さんから、
「お風呂行ったら、時計盗られた!」
と苦情のような、大きな声。
事は今後どのようになっていくのでしょうか。
事件を放置しておくと。。。
この仕事をしていると、少なからず、
今後様子を見ていく、
ということが非常に多いです。
逆に本当に盗られたのか、
その時計は元からあったのか、
わかりません、何も出来なかったというのが本音です。
もちろん、脱衣所は何度も捜索しました。
部屋の隅々まで2回も捜索しました。
でも見つからなかったのです。
元々あったかもわかりません。
だから、様子を見るというよりは、
様子を見ざるを得なかったというのが本音です。
少しずつ大きくなる声。
「他の人に言っても見つからないよ」
そう、本人に説得して、納得してもらおうとするけれど、
声は大きくなります。
他の利用者のいるところで、大きな声で
「盗られた、ここは盗人がいる」
「風呂入っている時に盗られた」
「警察に言おうかしら」
じわじわと言われてしまうのがつらいですよね。
でもある日、ほんとに来ました。
米松交番の警察官の方。
さてどうなってしまうのでしょうか。
被害的な訴えをする方の対処方法
認知症の症状として、
「被害妄想」・・「盗られたなど」
「作り話」・・「今日はみんな外出の日」※自分だけがデイの日ですがね、、
「ひどい物忘れ」・・「日付がわからないなど」
があり、認定調査の項目でもずばりかかわってきます。
対処のキーパーソンは、主治医と家族です。
1、主治医と相談
認知症の疑いがある場合は、まず主治医と相談したり、
紹介頂くなどして、物忘れ外来などを受診いたします。
今回、この方は、薬を変更し、
認知症予防のための内服薬から、
精神を落ち着ける内服薬に変更になりました。
2、家族と相談
本人の主訴「盗られた」話や、
あんしん村で大捜索したが「見つからない」話、
など状況を伝えます。
何度かお越し頂き、
本人にも何度か話をして、
家族からも「あり得ない話をいいふらさないように」など、
話をして下さりました。
3、施設としての心得
捜索しても見つからないと、
手間が発生したり、
ストレスがたまり、
疑心暗鬼になります。
それが辛いですよね。
ですが、探したりなどの誠意を持って動き、
事実関係を整理し、
時系列に行ったことをまとめておきます。
窓口担当者も決めておきます。
家族に説明したり、
警察が入ったりしても、
きちんと対応が出来るからです。
交番の警察官が来て、
本当は能動的に動き、
こういう事情があって、盗られたと言っているのでと、
本人の訴えを聞いてもらうことをすれば、、、、
大事にならなかったのかもしれません。
(もちろん、今回も大事になっていません)
本人が直接電話したので、慌てます。
記録関係も不十分でしたが、
警察官に事情を説明し、
本人に話をします。
それで少し落ち着いたでしょうか。
警察官も、「すぐに見つかるもんじゃない」など言ってくださりました。
何よりも、すぐ来てくれた、話を聞いてくれた、という安心感を感じてもらえたようです。
さて、この時計盗られた騒動、
いったいどうなるのでしょうか。。。。。
その2へ続く。
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