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No4228 ケアマネージャだって交代できる、その理由や背景に迫る。そこは諸事情があります、、、

子供もピクミン3、はやしです。

 

ケアマネージャとして、新しい方を担当することとなりました。

 

詳しい状況などはもちろん書けないので、

なぜケアマネージャが交代になったのかを掘り下げたいと思います。

 

 

ケアマネージャは交代することが出来る

2000年の介護保険制度が出来る前は、

措置時代と言われているようで、

市役所の人がケアマネージャのようなことをされていました。

「この事業所使ってね」

「ここはこうしてね」

 

 

当然、きめ細かいサービスや要求など通らないことが多く、

「近いからこの施設を申し込んでね」

一方的に言われる、そんなことも多々あったそうです。

 

 

介護保険制度は大変しっかりした制度がゆえに、

今はそれで苦しんでいる点もありますが、

その当時としては画期的でした。

 

その一つが、

「契約社会ということ」

当たり前のように重要事項や契約書を交わす、

ことをしているのですが、

「これは自ら選んでサービスを使うと契約したわけです」

 

 

ゆえに、簡単に言ってしまえば、

「利用者・家族が自ら選ぶことができる」

「簡単に事業所を変更することもできる」

となるわけです。

実際のところは、拒否などはあまりなく、ケアマネの言うがままに、、、、、

なんて時もあるでしょう(汗)。

 

だから、ケアマネ自体だって、選ばれる時代になっているわけです。

 

 

 

ケアマネージャが交代される理由

ケアマネージャが交代させられる理由って何でしょうか?

そこは好き・嫌いだけではなく、色々な諸事情もありますし、

やむを得ない部分もあるでしょう。

 

そこを掘り下げてみることにします。

 

1、要支援から要介護になったから

要支援だと、地域包括支援センターさんが担当しているのですが、

要介護1~5になるとケアマネージャが交代になります。

これは止むを得ません。

 

地域包括支援センターさんは、要支援の方しか担当できませんので、

制度上の話になるわけです。

介護度 要支援1,2
事業対象者
要介護1-5
地域包括
支援センター
×
居宅介護支援
事業所

 

ただし、我々のような居宅介護支援事業所のケアマネージャは、

要支援の方も担当出来ますから、

早いうちから相談があって、同行するということも多々あります。

 

 

2、施設に入所やその事業所のケアマネージャが配置されているから

例えば、

特別養護老人ホーム、グループホーム、老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、小規模多機能事業所、など

は、それぞれで担当するケアマネージャがいます。

なので、自宅から施設や、居宅介護支援事業所から小規模多機能、

といったように、

その事業所のケアマネージャを利用する必要があります。

 

 

有料老人ホームあんしん村は少し特殊で、

在宅から入所された方は、そのままケアマネージャが担当しているケースがあります。

しかし、入退院時や受診時の連携、家族との連携など、

急ぎすぎている場合はケアマネージャ自体への連絡が後手になることがあります。

 

 

そういう場合は今後の事を考えて、

ケアマネージャ交代を依頼することになります。

 

 

3、得意分野が違うから

ケアマネージャの資格を持つ方は、何かしらの資格を持っています。

介護福祉士、看護師、薬剤師、歯科衛生士などなど。。。。。

 

そうすると病気に詳しいケアマネージャや、

施設に詳しいケアマネージャなど、

強みや得意分野によって依頼するケースがあります。

 

はやしは施設入所や送迎・在宅は弱くありませんが、

病気はあまり詳しくありません。

 

 

自宅で看取りやがん末期、難病など、

というケースは他のケアマネージャさんに相談することもあります。

 

 

こういう時は、

地域包括支援センターに相談したり、

退院時のタイミングを狙って交代を相談したり、

するとスムーズでしょうね。

 

 

4、性別が違うから

私は男性利用者を結構担当しています。

その理由は、

・男性同士の方が話が通るから

・動かすときに力が必要だから

・気持ちがわかるから

というケースがあり、

 

逆に女性利用者のこと、排泄のことなど、

突っ込むのは大変気が引けます。

 

 

そういうときは、事業所内の女性ケアマネに依頼し、

女子会などで盛り上がって頂く環境を作ります♪

 

この場合は、事業所を変えるというよりは、

事業所内で変更というケースでしょうか。

 

 

5、事業所側の問題

ケアマネージャだって人間ですから。

・その事業所を退職するケースもあれば、

・事業所が閉鎖になることもあれば、

事業所側の影響で、ケアマネージャが交代するケースがあります。

 

人間が運営する以上、やむを得ません。

 

 

6、相性が合わないから

とやんわり書いてしまいましたが、

ようするに1~5以外で、

・利用者や家族からの苦情

・ケアマネージャの素質や人間性・姿勢

ようするにそういうことです。

 

 

そのケアマネさんがパートで出社日数が少ないから、

というケースもあるでしょうが、これは後付けな気がします。

 

 

今回交代を頂いた理由は、はっきり家族は言いませんでした。

各事業所から話を聞くと、

「ケアマネージャが動かないから」

という意見も少しありましたが、

 

 

ただ、それだけではなく、

・事業所が遠いから

・月1回訪問しても短時間で終わるから

・自宅での介護をしっかり覚悟したから、強いケアマネさんい依頼したい

そんな思いや環境もあったことでしょう。

 

 

すると、

 

7、介護タクシーや地域のつながりがあるから

特別何度も利用していたわけではありませんが、

介護タクシーを利用頂いていました。

 

また、地元も同じで、伯母のことをよくご存じの方でした。

すると、認知症のある利用者さんは、それだけがインプットされて、

 

 

家族「ケアマネージャさんが来るよ」

本人「ああ、北四ツ居のあの人ね」

家族「違う違う、あの人(林)は、介護タクシーの人よ」

 

と強烈にインプットされてしまうこともあります。

ありがたい話ですよね。

 

 

ちなみに

 

ケアマネージャ間の引継ぎ

 

ケアマネージャ間の引継ぎはちゃんとします。

普通のケアマネさんであれば、

フェイスシートや既往歴、支援経過、意見書、認定調査票など、

言わずにちゃんと出してくれます。

 

 

なので、新しく担当したケアマネであっても、

過去の話もしっかり知ることが出来ます。

 

 

ケアマネージャも人ですから、

お互い気持ちよく仕事ができるように、

配慮していますが、

人間であり、仕事で動いているという配慮も頂ければ幸いです。

 

 

大昔「介護保険証だけ」

の引継ぎの方もいましたが(汗)、

そういう方はどこへ行っても通じないでしょうけどね。

トラブルを起こす人はどこの世界にもいます。

 

 

今回の前任の方も、丁寧に資料を頂けました。

そういう仕事ぶりから、その方の人柄も理解できます。

お疲れ様でした、ありがとうございました。

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)