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黒くないのに便が黒いと騒ぎ立て周囲を困らせる認知症の方への接し方と対応策、その病気の正体は○○。ならば賢く対応、認知症の常同行動への対応策の一つは、、BTS!? No5110

おはようござラバト、はやしでバト。

 

黒くないのに便が黒いと騒ぎ立て周囲を困らせる認知症の方への接し方と対応策、その病気の正体は○○。ならば賢く対応、認知症の常同行動への対応策の一つは、、BTS!? No5110

 

認知症の方の作話に振り回される

先日、認知症のご家族と生活される、
息子のお嫁さんから連絡がありました。

相当困っているようです。

 

その内容は、

「便が黒いと訴えてきて、
一切譲らず、不安になり周囲を困らせる。

ショートステイも行かないとか、
そうならないようにして欲しい」

と悲痛な願いでした。

 

息子さんは単身赴任で福井にはおらず、
週末だけ帰ってくるようです。

どうしたらいいでしょうか。

 

認知症の方へのNG行動

先日、久しぶりに、
地元円山小学校・4年生への
認知症サポーター講座を行ってきました。

 

その場でも言いました。
認知症の方への接し方、3か条。

「急がせない、
傷つけない、
否定しない」

これが的を得ています。

 

家族同士だと、

「さっき言ったじゃない!
いつもこうじゃない!
キーーーーー」

なんて言ってしまい、
ストレスが溜まります。

 

それは言われる方もストレスがかかります。

すると、、、、

・認知症が進行する
・不穏になる
・徘徊する
・さらに助長する

といいことありません。

 

かと言って、冒頭の家族のように、
毎日だと逃げようがありません。

 

便が黒いと認知症の方への作り話には

最初のうちは否定せず、
話を聞いて、
そうだね、と言ってくれて
いましたが、、、、

どうしていいか分からず、
連絡されてきました。

 

明るい所で確認し、
色は遜色なく、
黒いなんてこともありません。

念のため診察に行きましたが、
主治医からは「異常なし」と
説明して頂きました。

 

さてどうしたらいいでしょう。

 

本当に便が黒い場合は、
・腸内での出血(小腸あたり)
・がんなどの病気

などが考えられます。

 

しかしながら、
デイサービスの職員さんにも
確認してもらいましたが、
問題ありませんでした。

 

1、主治医に受診する

前回の受診は2週間前でしょうか、
訪問診療などで熱心な先生と
評判なので、話はしっかり
聞いて下さります。

なので、再度主治医に
受診することを勧めました。

 

1週間前に行ったのに、、、
という場合もあるでしょうが、

頭から否定せずに、
行動を起こした方が、
家族も少し楽になれます。

 

2、内服の変更をする

便が黒いのは、
薬のせいだとして、
副作用もあるとして、

・追加処方してもらう
・内服薬を変更してもらう
・プラセボなどの対応

などが考えられます。

 

プラセボとは、偽薬のことで、

「ビタミンの薬を下剤と言って
処方する方法で、

ブドウ糖などの処方だって可能です」

 

3、視力検査を行う

見えている物が違う色に見える、
ってことは視力に異常がある。。。。

ってことにして、
本来は眼科でしょうが、

「猛烈拒否する」

らしいので、
やっぱり主治医の出番です。

ただ、わざわざ眼科に行く
手間がなくなるので、楽です。

 

形式上、視力検査を行い、
ヒアルロン酸などの目薬を
処方してもらいます。

まぁ、プラセボですね。

 

本当の病名は

と対応をお伝えしました。

 

話を否定しない、
行動を制限しない、
思う通りにする、

というのは周囲は大変です。

 

正直そこまでやるのかよ、
と思うかも知れませんが、
ここまでやることで、、、

「先日受診したね」

とカレンダーや領収書を見せ、
外堀を埋めていきます。

 

しかしながら、
黒くないはずの、便が黒い訴えは、
本当は、

「不安神経症」

というやっかいな病気かも知れません。

 

つまり、

起きてもいない物事や、
ささいなことや、
周囲のことで不安になり続ける病気。

なので、

 

「便が黒い」
という表現をして、
何らかの不安を訴えている、
というわけ。

 

便の話をそらすことに成功しても、、、
違うことで不安になり続ける、、、、
それを一つひとつ解消していく、、、

必要がある、、、
病気が不安神経症なのです。

 

行動の刷り込み

不安神経症だと、
本当にやっかいです。

解消しても、
次から次へと不安のネタが
生み出されて行きますから、
きりがありません。

 

どうしたらいいでしょうか。

 

1、行動の刷り込み

認知症の方は常同行動を行います。
※常に同じ行動

毎日15時に、
コンビニに行くけれど、
お金を払うことを忘れて、、、

窃盗になってしまいます。

 

なので、それを
14:40頃に

「プランター作業を行い、
花の植え替えや、
草木の水やり」

をすると、、、
コンビニに行かなくなります。

 

これを行動の刷り込みや、
行動の置き換えなどと言います。

 

なので不安を訴えてくる時間を
調べておいて、その前に違った
ことを行います。

 

毎朝徘徊する、
という方がいますが、、、、

話を聞くと

「ご飯を炊くために炊飯器を探していた」

というケースもあります。

 

 

2、孫の力を借りる

いつだって、孫の力は偉大です。

一緒に住んでいても、
息子は血の通った家族、
長男妻は他人、

そんな図式がありますから、

 

かわいいかわいい孫の出番です♪

定期的に電話したり、
近くに居れば話に乗ったり、
ビデオ通話したり、
負担にならない程度に
対応してもらいます。

 

 

3、他に興味を持つ

他に興味を持ってもらう、
ことも大事です。

BTSでもよいですが、、、、
費用対効果も考えなければいけませんね(汗)

 

以上伝えたところ、

「○○医院に行ってきます!」

とのことでした。

 

そうか木曜日がデイサービスお休み
でしたから、昨日行かれたかも知れません。

吉報を待ちたいと思います♪

 

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)