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No4502 独居で認知症の方に、居宅療養管理指導を使って内服ロボット導入、その2利用料と実務上の問題をクリアする中で、ずっこけるような意見とは(笑)

おはヨウグルトフルグラ、はやしです。

 

No4502 独居で認知症の方に、居宅療養管理指導を使って内服ロボット導入、その2利用料と実務上の問題をクリアする中で、ずっこけるような意見とは(笑)

 

 

No4501 独居で認知症の方に、居宅療養管理指導を使って内服ロボット導入、その1認知症があっても上手に刷り込みすれば行動パターンが変わる。

の記事を書きました。

 

 

朝の薬の飲み忘れが出てきた方に、、、、

薬剤師が関わることで、

内服ロボットを導入することで、

飲み忘れ予防をする!

 

 

大作戦です。

結果は、◎!

 

 

連絡帳を見ると、

朝の7:30頃に飲んでおり、

効果てきめん!

ということでした。

 

 

居宅療養管理指導を活用

したこの事例、

さてケアマネらしく、

もう少し突っ込んでみたいと思います。

 

 

内服ロボットは、

薬を28回分入れることが出来ます。

 

ゆえに、

・朝のみの薬なら28日分 →薬剤師は月1回

・朝夜なら14日分 →薬剤師は月2回

と、薬剤師が訪問するタイミングが決まります。

 

 

 

この利用者の場合、

たまたま、、、、

朝夜・眠前だった内服が、

朝・眠前に変更になりました。

 

 

眠前薬は薬カレンダーを使わずに、

枕元で管理しているので、

実質朝のみ、

つまり28日分処方されれば、

その分が内服ロボットに入ることになり、

 

 

薬カレンダー(1週間分)より大容量となる!

というわけです。

 

となると、薬剤師の訪問は、

月1回でよいことになります。

 

 

 

利用料はどうなるの?

薬剤師による居宅療養管理指導の場合、

月4回まで入れて、

1回あたりの利用料は500円ほどです。

(1割負担の場合)

 

 

メリット:

・区分支給限度額に含まれない
・薬剤師が入ることでの不安解消
・ケアプランに入ってなくてもサービス利用可

 

デメリット:

・訪問看護1回30分(約400円~)より高い
・サービスに入る時間があまり自由に組めない

 

しかしながらメリットの方が大きいです。

 

 

全体的にコスト安

デメリットで、訪問看護1回30分より高い

と書きましたが、

 

この利用者は1割負担なので、

週2回、月8~9回、訪問看護が入っていたため、

400円×8回=3200円

 

これが、

週1回、月4~5回の訪問看護

400円×4回=1600円

月1回、薬剤師の訪問

500円×1回=500円

 

となり、合計で安くなったわけです。

3200円 → 2100円

これが今回、居宅療養管理指導に切り替えた理由でした。

 

当初は朝夜の内服2回と思っていたので、

想定より安くなりました。

 

 

実務上の問題

そんな数字だけを追っていてもだめです。

処方せんやら薬の配達をどうなるか、

実務上の話を詰めないといけません。

 

 

この利用者さん、

A病院の内科(月1回)・整形外科(月1~2回)を受診し、

この病院の訪問看護を利用しています。

また、Bクリニックを月1回受診しています。

 

 

A病院の処方せん・薬は、

幸いながら訪問看護師が内容を聞きつけ、

院内処方で処方され、

訪問時に配達し薬カレンダーをセットしてくれています。

 

 

Bクリニックの処方せん・薬は、

送迎・付添した家族がBクリニック近くの薬局に、

処方せんを持参し薬を受け取って、

自宅に届けてくれています。

 

 

このあたりのフローをなんとかしないといけません。

 

 

つまり、

A病院の薬を今回、居宅療養管理指導を行う薬局が担ってしまうと、

・処方箋はA病院が郵送してくれるのか?

・A病院の薬を届けるタイミングが合うのか?

・薬局が訪問するタイミングと残薬は大丈夫なのか?

 

 

といった現実的な問題が出てくるので、、、、

すっぱり訪問看護にそのまま継続としました。

なので届けたら秘密の隠し場所(笑)に保管しておきます

 

 

Bクリニックの薬ははそのまま家族が届けてくれるので、

処方されたら薬剤師が届ける。

その時にA病院の内服も内服ロボットにセットする。

秘密の隠し場所から取り出してきます(笑)

 

 

というフローで対応できることになり、

なんとか月1回の薬剤師訪問に合わせて、

動きました。

 

 

もっと細かい話をすると、、、、、

・Bクリニックは1日分しか余分に処方してくれません

・利用者は月火木金の11時からデイサービスに行ってしまいます。

・訪問看護を金曜日とすると、薬剤師は月曜・火曜の午前をケアマネは希望した。

・薬剤師は水曜の午後しか動けない。

・A病院の整形外科の出番の曜日や、

・A病院で処方される眠前薬は30日分しか処方されなかったり、

・A病院・Bクリニックの予約を取るのは家族

:::

::

なんて大きなパズルを小さく解いていくのですが、

めちゃくちゃ混乱しそうなので、、、、

 

 

そのあたりを担当者会議で腹を割って、

対面で、

ストレートに、

相談しておりました。

 

 

開始して1~2か月ほどは少し混乱してくるでしょうが、

今後慣れてくれば大丈夫です。

 

そんな中で

内服ロボットに変えても薬が飲めない!

となると、

我々外野の苦労がすべて水の泡になるので(笑)、

ひやひや・ドギマギしながら、

薬が飲めているかを信じていたわけです。

 

 

 

連絡体制は連絡帳で。

訪問看護が来た時に、

連絡内容はノートに記載しているので、

・薬剤師が訪問したら記入

・デイサービスにも持参してチェック

・ケアマネも時折チェック

・家族も受診時に持参頂く

 

とすることで、

体制的にはばっちり整いました。

 

 

居宅療養管理指導にする!

費用を安くする!

と決めることは簡単なんですが、

 

今回のように

・A病院、薬の都合
・Bクリニック、薬の都合
・家族の都合
・薬剤師の都合
・訪問看護の都合
・デイサービスやケアマネの都合

などなど、、、、

 

を考えると、もろいロジックですが、

安定してくればトラブルがあったときにも大丈夫でしょう。

 

そんな外野陣の心配がありながら、、、、

その1記事より引用

林「お薬、飲めてますか?」

本人「飲めてるよ」

林「薬、ロボットが声出して教えてくれるんでしょ?」

本人「薬カレンダー使ってるから大丈夫」

 

 

なんて言われたら、

外野一同、ずっこけるしかない、

というわけです(笑)

 

 

ああ、難しかった♪

これで現在進行形。

まだ1週間少ししかたっていないので、

経過を見ていきます。

 

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)