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No4501 独居で認知症の方に、居宅療養管理指導を使って内服ロボット導入、その1認知症があっても上手に刷り込みすれば行動パターンが変わる。

おはよう、はやしです。

 

No4501 独居で認知症の方に、居宅療養管理指導を使って内服ロボット導入、その1認知症があっても上手に刷り込みすれば行動パターンが変わる。

 

 

薬の飲み忘れが出てきた

物忘れがある方が、、、

薬の飲み忘れが出てきました。

と、訪問看護や、デイサービスから連絡がありました。

 

 

少し認知症がある一人暮らしの方ですが、

薬の飲み忘れが出てきたようです。

 

 

担当して3年目、

以前は出来ていたこと、

されていたことを、

少しずつ出来なくなってきました。

 

 

家計簿を付けたり、、、、

日記を付けたり、、、、

薬が飲み忘れるようになったり、、、、

お金の支払先が分からなくなったり、、、、

 

 

そして、体調面も、

胸がつらいと言う訴えが少しずつ出てきたり、、、、

左足が痛い、という頻度が増えてきたり、、、、

 

 

キーパーソンである息子さんは東京におられます。

より支援を依頼しないと、

いけませんね。

 

 

息子さんと相談すると、

・子供のことが最優先

そうおっしゃり、まさしく正論なんですが、

 

「子供は待てるが、

高齢者は待てない、

どんどん症状は進んでいきます」

と伝えたところ、

 

 

息子さんも福井に来て下さったり、

オンライン面会にも参加して下さったり、

色々と協力的に動いてきてくれます。

 

 

その中での、、、

薬の飲み忘れが出てきた、

という話でした。

 

 

普段は薬カレンダーを使用

ここに朝、夕、

眠前薬は枕元で管理、

という形にしています。

 

 

朝の薬が飲み忘れてきた、、、

というわけです。

とは言っても頻度は週1・2回、

まだまだ大丈夫。

 

 

デイサービスのお迎えがあれば、

デイの職員がチェックして、

デイに来所して服薬。

でなんとかなるのですが、、、、

 

 

心配なのは土日、

誰も来ない時です。

 

 

さてケアマネージャはどう動くでしょうか。

 

内服ロボットの紹介

ちょうどイケイケ薬剤師の会社様から、

相談を受けました。

営業の方もイケイケです(笑)。

 

 

薬剤師とタッグを組むのは、

Win-Winの関係性。

 

ケアマネの立場から言うと、

残薬や薬のことは関わりづらい。

 

薬剤師の立場から言うと、

厚労省より残薬のチェックと、

薬局に籠らず自宅に行ってこいと言われる。

 

 

だから薬剤師が関わってくれるのは、

願ってもないチャンスです。

これを、居宅療養管理指導という

介護保険のサービスで対応してもらいます。

 

 

かといって、薬剤師だって、

ちょいちょい外出できるほど

暇じゃありません。

 

 

そこで薬局の営業担当から紹介を受けたのは、

じゃん!

内服ロボット!

と勝手に私が呼んでいます(笑)。

 

 

時間になると教えてくれる!

飲む時間になると、

「お薬の時間です!、

緑のボタンを押してください」

と声が出るため、

ボタンを押します。

 

すると、、、、

薬が出てくる、

というもの。

 

 

デイサービスの職員や、

訪問看護、

訪問する方に依頼して、

訪問時に、緑のボタンを押してもらいます。

すでに飲んでいれば、出てこない。

飲んでいなかったら、出てくる。

 

 

ので、薬を飲むことが出来ます。

 

薬はこのカートリッジ?

の中に入っているので、

薬剤師が定期的に訪問して、

チェックします。

 

 

そうは言っても薬剤師だって頻繁に来れず、

導入したばかりの間は、、、、

営業の方がその間来て、

チェックしてくれます。

 

 

 

導入から1週間経って、、、、、

導入してから数日、

 

林「お薬、飲めてますか?」

本人「飲めてるよ」

林「薬、ロボットが声出して教えてくれるんでしょ?」

本人「薬カレンダー使ってるから大丈夫」

 

というちぐはぐな会話が続きましたが、、、、

以外とちゃんと飲めています。

 

※訪問看護師やデイサービス職員が、

緑のボタンを押しても出てこない

=すなわち飲めている

 

 

そして1週間が経過したら、、

 

林「お薬、飲めてますか?」

本人「声が出るから、うるさくて飲まないとね」

林「声が出たらどうするの?」

本人「ボタンを押すと出てくるの」

 

と、しっかりなじんでいるようです。

 

 

認知症の方は新しいことが覚えられない

とよく言われます。

 

新しいことが覚えられない。

変化が出来ない。

環境が変わると混乱する。

なんてよく言われます。

 

 

しかしながら、

ちゃんとハマれば。

こうやって行動が変わるんですよ。

 

 

これを私は刷り込み、

と呼んでいます。

 

認知症があっても、

新しい行動・パターンを、

丁寧に対応したり、

笑顔で親切に教えてあげたり、

繰り返し行うことで、、、、

 

 

新しい行動パターンを学習する、

というわけです。

 

 

新しいものを導入するのは色々と

邪魔くさいな、と思うこともありますが(笑)、

内服ロボット導入による、

その他の効果は、

金銭面や体制などは、

どうなのか?

 

その2に続きます。

お楽しみに。

 

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ABOUT US

HAYASHI
S49/12/9福井市生まれ。 地元円山小学校区で、有料老人ホームあんしん村とあんのんデイサービスをH18/8から運営する。(カフェはH31/2閉店しデイへ) 富山大学経済学部から東京でエンジニアを7年経験し、帰福して起業。 30歳代で2回の相続体験と、有料老人ホームでの経験から、相続や終活で困らないために終活ケアマネージャとして活動中。 保有資格は介護福祉士、主任ケアマネ、初級シスアド、普通二種免許のため介護タクシーも運営している。 火星人+、ペガサスの奇人変人タイプ(笑)。 特技:マダムキラー、あんしん村の入居者さんから毎日告白されている(笑)